JR北海道は、函館本線に特急「ニセコ号」を2021年9月4日(土)から16日間、臨時列車として運転します。
「ニセコ号」は、羊蹄山など雄大な自然の車窓風景を楽しめる列車として、普段は優等列車が走らない「山線」経由で札幌駅〜函館駅間を1日1往復運転します。2021年は、大きな連続窓と天窓から雄大な景色を楽しめるよう、開放感あふれるリゾート車両「ノースレインボーエクスプレス」で運転されます。
夏の臨時列車として計画されていた運転日に加え、9月20日(月・祝)および23日(木・祝)の祝日2日間が追加され、より利用しやすくなりました。往路の運転時刻は、札幌駅7:57発、函館駅13:40着です。新函館北斗駅(13:18着)では北海道新幹線「はやぶさ32号」(13:39発)へ接続します。復路は函館駅13:58発、札幌駅19:29着です。新函館北斗駅(14:22発)において「はやぶさ13号」(13:33着)からの乗り換えができます。
「ニセコ号」の運転に合わせ、停車駅や車内での地元特産品販売をはじめとする各種おもてなしが実施されます。
往路の函館駅行限定で、長万部駅ホームにおいて老舗かなやの名物駅弁「かにめし」が販売されます。おねだんは、「ニセコ号」利用者限定の特別価格1,100円です。また、復路の札幌駅行の倶知安駅ホームでは、2019年「G20観光大臣会合」で提供された「倶知安じゃがいも弁当」が販売されます(1,200円)。いずれのお弁当も、乗車日前日までに利用者自身で電話による事前予約が必要です。
余市駅の停車時間(往路函館駅行のみ)には、地元果樹園で収穫されたリンゴを使用した「アップルパイ」(330円)の販売会が実施されます。2021年の新たな商品として、アップルパイと「りんごラムネ」または「ニッカハイボール」をセットにした「特別ワンコインセット」(500円)も「ニセコ号」運転日限定で販売されます。
往路・復路とも倶知安駅〜ニセコ駅間の車内で、地元観光協会による特産品販売が行われます。今年収穫したニセコ産のフルーツトマトだけを使用したトマトジュース「NISEKOシンディースイート」は、「ニセコ号」乗客限定の特別価格500円で提供されます。そのほかにも、ご当地ヨーグルトグランプリ金賞受賞「ミルク工房のむヨーグルト」(170円)などの人気商品に加え、新商品として「あんこカスタードパウンドケーキ」(250円)や「メロンゼリー」(350円)も販売予定です。
「ニセコ号」の一部運転日には、列車の到着に合わせてご当地キャラクターによるお出迎え、お見送りが実施されます。余市駅では「ソーラン武士!!」、倶知安駅では「じゃが太」「じゃが子」、ニセコ駅では「ニッキー」、長万部駅では「まんべくん」の各キャラクターが登場予定です。
また、「ニセコ号」では初めての取り組みとして、9月23日(木・祝)は「自治体PRデー」として特別な取り組みが実施されます。沿線地域との連携により、一部の区間において車内での地元特産品販売が行われるほか、当日限定の「乗車証明書」や観光パンフレットの配布など地元PRが実施されます。
5両編成のうち3両は指定席、2両は自由席です。指定席は、乗車日の1か月前10時から全国のJRの主な駅などで発売されます。